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36回目のひとり言

3月11日。
今年も、この日のために各地で様々な催し物や記念行事が行われ、報道陣も一気に増えて、テレビの特集番組を追いきれない日々が続きます。
それを受けて、日頃から小さく行ったり来たりしている私の中のいろいろな気持ちも、一層大きくうねる毎日。


震災の特集は『できるだけ見たい、見なきゃ!』と思う。
見たくもない、とも思う。

現状をもっともっと報道してほしいと思う。
反面、報道されていることが全てだと思われたくない、とも思う。

地元の声を取り上げてもらえると嬉しい。
でも 必ずしも真意は伝わらないんだ、ということに愕然とする。

当時のことや今ある問題については、話したいことはいくらでもある。
でもそれは、デリケートなことで、正解はわからないもので、議論は見るのも辛い。

ドラマチックに加工できる悲劇ばかりを探されても困る。
でも私の考えが及ばないだけで、それも必要なことなのかもしれない。

3.11付近ばかり 急に、日常をワントーン下げる感じになるのも変かな と思う。
でも楽しく過ごせていることが申し訳なくなったりもする。


たくさんの矛盾。


知らない人に、たくさん見て知ってほしいと思う。
知らないくせに勝手なこと言うな、とも思ってしまう。

そのたび、『私もな』と思う。


私は、震災で家族を亡くしたわけでもなく、家を無くしたわけでもなく、だいぶ運の良かった側の住人だと思います。
私なんかよりもっとずっと『渦中』と呼ばれる状況の中にいる方々は、もっとずっと大きくて重たい心労があるんだろうと思います。

それでも、3.11を巡る様々な報道に (勝手に) 振り回されてしまう自分がいて、
何かの意見を持つこと、それを発信することに、一つ一つに慎重になったり、感情的になったり。
かと思えばそんな自分を疑問に思ったり。
非常に疲れます (勝手に) 。


3月11日は、自分の無力さや情けなさを痛感する日でもあるんだ と思いました。

3.11への思いから派生する様々な気持ちや衝動と 否応なく向き合わされること。
面倒なことはいつも、自分の感情でさえもスルーしがちな私にとって、それは『3月11日』の持つ もう一つの大きな意味でもあるのかもしれません。


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